滋賀県守山市にある守山南中学校の生徒たちが、能登半島地震の被災者を支援するために行動を起こしました
この素晴らしい取り組みは、商い体験を通じて得た収益金を、日本赤十字社滋賀県支部に寄付するという形で実現しました
守山南中の取り組み
守山南中では、毎年12月に市中心部で行われる「もりやまいち」というイベントに生徒会が出店しています
このイベントは、地域の活性化を目的としたもので、生徒たちは自ら商売の体験をしながら地域に貢献しています
特別メニューの販売
今回の出店では、同中伝統の「矢島かぶらのポタージュ」と、8種類の味わいのラスクが販売されました
ポタージュは、何度も試作を重ね、約500食分が完売するほどの人気を集めました
地元の素材を生かした美味しさが、地域の人々に愛されている証拠ですね
寄付の贈呈式
生徒会役員12人が市役所へ足を運び、生徒会長の田中花依さん(14)が目録を守山地区長の森中高史市長に手渡しました
田中さんは「寄付は、商い体験で商品を購入してくれた人たちのおかげです
被災地の一人でも多くの人の役に立てたら嬉しいです」と語りました
このように生徒たちが地域や社会とつながり、互いに支え合う姿勢はとても価値があります
ピックアップ解説
「矢島かぶら」は、滋賀県特産の高品質なカブで、独特の甘みと風味があります。このカブは、農園で丁寧に育てられ、特に滋賀では料理や漬物として親しまれています。守山南中の生徒たちも、この矢島かぶらを使用したポタージュを販売し、地域の食文化を広める一助となっています。
キーワード解説
- 日本赤十字社は、災害時の救護活動や、医療支援を行う組織です。人々の命を守る重要な役割を担っています。
- 商い体験は、ビジネスの実践を通じて学ぶ活動です。商品を作ったり販売したりする中で、経済や地域貢献の大切さを学びます。
- コミュニティとは、地域に住む人々の集まりや絆のことです。このつながりが地域の活性化に貢献します。
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