東近江市でニゴロブナ放流イベントが実施されました

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滋賀県東近江市小川町では、地域の自然を大切にする取り組みとして、ニゴロブナの稚魚を育てる活動が行われています

この活動は、地元の小川農事改良組合に所属する農家たちによって支えられています

最近、八宮こども園の園児たちと一緒に約15万2千匹の稚魚を水田に放流しました

これにより、子供たちが自然の大切さを学べる良い機会にもなっています

近年、コメづくりに対する関心が高まる中、農事改良組合は「田んぼの多面的な機能にも注目してほしい」と訴えています

例えば、ニゴロブナは琵琶湖の固有種で、ふなずしの材料として人気ですが、漁獲量が減少しているため、育成の環境を整えることが重要です

水田は外敵から身を守ることができるため、魚が育ちやすい環境となります

今回の放流活動に参加したのは、幼稚園の4〜5歳の園児55人です

園児たちはふ化直後の小さな稚魚をバケツで受け取り、「大きくなぁれ」「元気に泳いで」と声をかけながら、田んぼに放しました

このような経験は、自然との触れ合いがいかに大切かを教えてくれます

小川農事改良組合は、今月286アールの田に合計114万4千匹のニゴロブナを放流する計画があります

また、6月下旬には琵琶湖へ注ぐ大同川の水路を開け、さらなる稚魚の放流を実施予定です

組合長の辻斉さんは「コメ生産だけでなく、田んぼが魚の成育の場でもあることを子どもたちに知ってもらえれば」と話しています

地域の豊かな自然を大切にし、次世代に伝えていく活動は、今後もますます重要になってくるでしょう

ピックアップ解説

ニゴロブナは滋賀県の琵琶湖に生息する固有の魚で、ふなずしの材料として知られています。ふなずしは、特に滋賀の伝統的な保存食であり、独特の風味があります。近年、漁獲量が減少しているため、育成環境を保護することが重要です。滋賀の水田は、ニゴロブナにとって外敵から身を守れる場所としても知られており、こうした取り組みは魚の生息環境を守るだけでなく、地域の伝統を次の世代へと受け継ぐことにつながります。

5月31日(土)

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