滋賀県大津市は、昔から美味しいお茶を生産してきた場所です
その象徴的な場所が坂本地区の日吉茶園です
ここでは、毎年5月1日に八十八夜を迎え、新茶の摘み取りが行われます
今年も、その伝統が受け継がれました
坂本地区は、約1200年前に天台宗を開いた最澄の故郷とされ、彼が中国から茶の種を日本に持ち帰ったと言われています
そのため、坂本は日本茶発祥の地とされています
日吉茶園も、そのお茶の歴史を感じられるスポットです
最近では、道路の拡幅工事によって茶園の敷地の半分以上が道路になってしまうため、南側の土地を新たに購入し、再整備が行われました
先月の4月には、この再整備が無事に完了しました
そして、八十八夜の5月1日には、日吉大社の宮司やみこ、そして茶に関わる人々が新芽を摘み取る特別な行事が行われました
この新芽は、日吉大社の「西本宮」に運ばれ、来年の「山王祭」で使用される予定です
日吉大社の森真吾宮司は、「今日、一番茶を摘むことができ、ほっとしています
茶園が坂本のシンボルとして親しまれることを嬉しく思います」と語っていました
このような伝統行事を通じて、私たちの滋賀をより一層盛り上げていきたいですね!
「八十八夜」とは、春から夏にかけて、茶の新芽が最も育つ季節を指す言葉です。この日、摘み取られた新芽は、特に香りが良く、滋賀の人々にとって特別な意味を持っています。実は、この時期の茶葉は、次第に茶の味わいを豊かにしていく大切な期間でもあります。新茶は、みんなで楽しむために、この時期に摘まれるのが一般的で、家族や友達と分け合うことで、その味をさらに楽しむことができます。滋賀のお茶が全国的に評価されるようになったのも、このような伝統的な行事があるからこそです。
- 日吉茶苑は大津市坂本にあり、伝統的な茶園として有名です。最近再整備されて、訪れる人々にお茶の文化を体験する機会を提供しています。
- 坂本は滋賀県大津市に位置し、歴史的な名所や美しい自然が魅力の地区です。最澄の故郷として、茶文化の発祥の地として知られています。
- 八十八夜は新茶の摘み取りが行われる日で、毎年5月1日頃に当たります。この日には新しい季節の始まりを祝う意味も込められています。
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