先日、滋賀県の三日月知事が広島を訪れ、戦争体験を次の世代にどう伝えるかを学ぶ大切な機会を持ちました
この訪問の目的は、滋賀県でも戦争の教訓を生かすために、他の地域の取り組みを参考にすることです
まず、三日月知事は原爆慰霊碑に献花をし、戦争の悲惨さを感じてから、原爆資料館へ向かいました
ここでは、原爆で両親を亡くした笠岡貞江さん(92歳)とお話をすることができました
笠岡さんは、12歳の時に自宅で被爆し、父親の姿がわからないほど焼けただれていたと語ります
その経験は、戦争が家庭を奪うものであることを如実に伝えています
その後、笠岡さんの体験を語る「被爆体験伝承者」である細光規江さんが仲間に加わりました
細光さんは、伝承者となるための研修を受けており、笠岡さんから話を聞くことが非常に重要で、彼女の言葉をしっかりと受け継いでいます
広島には、こうした伝承者が約30人いることも明かされ、彼らは笠岡さんが本当に伝えたいエピソードを中心に話をしています
三日月知事は、「伝承者は証言者とは異なる役割があり、彼らの言葉の選び方を研究することは、滋賀県にとっても大切なことだ」と述べ、これから滋賀でも具体的な活動を考えていくことを決意しました
被爆体験伝承者とは、戦争の悲惨さを後世に伝える役割を担う人たちです。彼らは実際に被爆を経験した方々から話を聞き、自分自身の言葉でその体験を語ることで、戦争の教訓を広めています。人々がその経験を大切にし、未来に向けて何ができるか考えることが大事です。たとえば、学校での授業や地域のイベントで彼らの話を聞くことで、私たちもその経験を学ぶことができます。
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