滋賀県栗東市には、企業で働く人々の命を救った感動的な出来事がありました
このエピソードは、命を救うための適切な行動がいかに大切かを私たちに教えてくれます
熊野の地で繰り広げられたこのストーリーを通じて、栗東市の地域社会の絆や、企業での団結を感じることができるでしょう
心を一つにした仲間たち
滋賀県の湖南広域消防局は、適切な応急処置で同僚の命を救ったとして、工作機械メーカー「ニデックマシンツール」(滋賀県栗東市六地蔵)の社員4人に感謝状を贈りました
この感謝状が贈られたのは、呉春廉さん(38)、中野太一さん(50)、川村光弘さん(56)、派遣社員の八田勝利さん(63)です
命を救った瞬間
昨年11月、呉さんが帰宅する途中に、同社の敷地内の道路で50代の男性社員が倒れているのを発見しました
すぐに周囲の人に助けを求め、119番通報を行いました
すると、八田さんと中野さんが現場に駆けつけ、救急隊が到着するまで、消防署の職員から指示を受けながら心臓マッサージを行いました
川村さんも、AEDを持参し、心臓マッサージに加わるなど、全員で協力して迅速な応急処置を行いました
その後の経緯
海原のごとく、男性社員は救急隊が引き継いだ後、心肺機能が回復し、今年1月からは無事に仕事に復帰しました
このように、適切に素早く行動することで、命が助かることを証明した事例です
感謝状贈呈式での当事者の声
中消防署出張所(栗東市御園)で行われた感謝状贈呈式では、呉さんが「無事に仕事に復帰してくれて感無量」と笑顔を見せ、仲間だった中野さんは「絶対に助けたいという気持ちで無我夢中でやりました」と話しました
また、八田さんは「近くの人との連携が重要だと感じました」、川村さんは「救命講習を受けていたので、落ち着いて行動できたと思います
講習を繰り返し受けることが大事だと考えました」とコメントしました
このような迅速で的確な判断ができるのも、普段の訓練や仲間との信頼関係があってこそ
栗東市の企業文化が、地域の人々の命や健康を守る力となっているのです
AED(自動体外式除細動器)とは、心停止などの危険な状況で使われる装置です。心臓のリズムを正常に戻すために使用され、高圧の電気ショックをかけることで心臓の動きを取り戻します。多くの場所に設置されており、一般の人でも簡単に使えるように設計されています。近年では、AEDの普及により、救命率が上がっていることがデータでも示されています。また、滋賀県内でもAEDの設置が進み、まずは使用方法を学ぶことが重要です。
- 救命講習とは、心肺蘇生法やAEDの使い方を学ぶ講習です。これを受けることで、もしもという場面で冷静に行動できるようになります。
- 企業文化とは、企業内で共有される価値観やルールのことです。社員同士の信頼関係や協力が生まれやすく、事故やトラブルに対処しやすくなります。
- 応急処置とは、急病やけがをした人に行う初期の手当てのことです。適切な応急処置があれば、救急隊が到着するまでに命を守る可能性が高まります。
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