びわ湖に生息する特別な魚、「ビワマス」が新たに学名を得たという嬉しいニュースがあります
この魚は「びわ湖の宝石」とも呼ばれ、地域の宝であることを改めて示しています
研究者たちは、ビワマスの国際的な知名度が向上し、保護がさらに進むことを期待しています
ビワマスはびわ湖だけに生息する魚で、サケの仲間です
成長すると体長は約40センチほどにもなります
この魚の標本は、1925年にアメリカの研究者が新種として学名を付けましたが、1990年には日本の研究者がその標本がビワマスではないことを突き止め、正しい学名がないままでした
そして、琵琶湖博物館や京都大学の研究グループが15年もの歳月をかけ、ビワマスやその近縁種の標本を集めて研究を行いました
ここでは、形や遺伝子情報などを詳細に分析し、ビワマスの特徴を明らかにしました
その結果、ほかのサケの仲間とは異なる内臓の形やうろこの枚数、目の大きさなどが分かり、ついに「オンコリンカス・ビワエンシス」という新たな学名が付けられました
この名前は「びわ湖にいるサケの仲間」という意味を持ち、多くの人にこの魚の存在を知らせる重要な大きな一歩です
この研究を行った琵琶湖博物館の学芸員、田畑諒一さんは「河川改修などで環境が変わることや、他の魚が混じってしまうことで、本来のビワマスがいなくなる危険があります
しかし、今回学名がついたことで、国際的に認知され、保護活動が進むことを切に願っています」と話しています
さらに、今回使われたビワマスの標本は、草津市の琵琶湖博物館で9月28日まで展示されているので、ぜひ足を運んでみてください
「ビワマス」はびわ湖特有の魚で、成長時には体長40センチに達し、サケの仲間です。この魚は過去に学名を誤って付けられた経緯があり、正しい学名を持たない期間が長く続きました。滋賀県の文化や自然を象徴するこの魚が、新たな学名を持つことで、今後さらなる保全活動が進むことに期待が集まっています。滋賀の自然を大切に思う私たちにとって、ビワマスの存在は大きな意味を持ちます。
- ビワマスとは、滋賀県のびわ湖にだけ生息する特別な魚のことです。サケの仲間で、40センチほどに成長します。
- 琵琶湖博物館とは、びわ湖やその周辺の自然や文化について学べる施設のひとつです。様々な展示やイベントが行われています。
- サケとは、魚の一種で、特に北太平洋地域で多く見られる種です。一般的には美味しい特徴があります。
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