滋賀の名工 藤岡家の仏壇解体イベント開催

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滋賀県長浜市で、江戸時代に作られた仏壇の解体作業が行われました

このイベントは、市民の多くが見守る中、仏壇の作者や作られた年代を確かめるために開催されました

長浜市の曳山博物館には、仏壇の名工として名高い藤岡家の作品が展示されています

特に注目されたのは、高さが1メートル70センチもある大きな仏壇で、これは江戸時代前期の1685年、貞享2年に藤岡家の初代・重光が製作したと言われています

しかし、この仏壇に関する具体的な記録は残っていませんでした

このため、市民の前で解体作業を行い、墨で書かれている情報が見つかるかを試みたのです

解体作業は地元の2人の職人によって行われ、慎重に進められました

すると、背面の宮殿部分に「貞享二年」「重光 作」と墨で書かれた文字が見つかりました

その瞬間、多くの観客からは感嘆の声が上がりました

見学していた女性の一人は「何百年も経っても美しい状態で保存されているなんて、本当に素晴らしい」と感激していました

解体を行ったまき絵職人の下司貴之さんは、「近年は仏壇を使う人が減ってきているけれど、伝統文化を守っていくために頑張りたい」と話していました

この解体された仏壇は、長浜市の曳山博物館に展示された後、元の姿に組み直される予定です

ピックアップ解説

「仏壇」とは、仏教の教えを尊重するために使用される祭壇のことです。仏壇には、お釈迦様や先祖をお祀りするための聖なる場所です。このような仏壇の歴史は非常に古く、特に滋賀のような地域では伝統的な手法で作られています。仏壇を作る職人は、細かい技術と繊細な感覚が求められ、仏壇の作り方やデザインには地域ごとの特色が反映されています。最近では、仏壇を持つ家庭が減少しているものの、これらの伝統技術を守ることが重要との声が高まっています。

キーワード解説

  • 仏壇とは、日本の家庭において仏教の教えを広めたり、先祖を祀るために使う祭壇のことです。
  • 藤岡家とは、滋賀県で名高い仏壇の名工一家で、多くの伝統的な仏壇を製作してきた歴史があります。
  • 長浜市とは、滋賀県北部に位置する市で、滋賀の歴史や文化が色濃く残る地域です。

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