今年(令和7年)、滋賀県内で行われる国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会が近づいてきました
その成功に向けて、大学生たちが素晴らしい取り組みを行いました
具体的には、障害を持つ方々とのスムーズなコミュニケーションを助けるための冊子を作成したのです
この冊子をまとめたのは、龍谷大学社会学部で学ぶ5人の学生たちです
彼らは先月(3月)まで大津市にあった大学で、一緒になってこのプロジェクトを進めました
冊子は、今年の秋に開催される国スポ・障スポの運営スタッフ向けに作られ、障害の特性や声のかけ方、接し方、さらには簡単な手話までが紹介されています
学生たちは去年10月、佐賀県で行われた国スポ・障スポにボランティアとして参加し、実際に会場でのサポート方法を学びました
この経験が、冊子作成に大いに役立ったようです
冊子は、持ち運びに便利なA6サイズで、3万9千部を県の職員や運営スタッフ、来場者に配布する予定です
龍谷大学社会学部の福浦彩花さんは、「誰もが見やすい字体にするなど工夫したので、国スポ・障スポを支える人たちのお守りとして役立てばうれしい」と感想を述べています
ピックアップ解説
支援冊子に載っている手話は、コミュニケーションで特に便利です。手話は、言葉の代わりに手の動きや表情を使った言語で、日本のろう者の多くが使っています。手話を学ぶことで、もっと多くの人とつながれるようになります。滋賀でのこの取り組みは、地域の理解を深める良い機会ですね。
キーワード解説
- 障害とは、心や体の機能に何らかの障がいがある状態を指します。障害の種類は多岐に渡り、身体的なものや精神的なものが含まれます。
- 手話とは、視覚的にコミュニケーションを行うための言語です。手の動きや表情を大切にし、聴覚に障害のある方々が主に使用します。
- ボランティアとは、自らの意思で他の人や社会のために無償で行動することを指します。滋賀県でも多くの人が地域活動で貢献しています。
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