滋賀県栗東市にある「さきらジュニアオーケストラ」は、音楽界に大きな影響を与えた指揮者、秋山和慶さんを追悼する特別なコンサートを5月6日に開催しました
このコンサートは、彼の教えを受けた現役や元メンバー、総勢約140人が一堂に会し、感謝の気持ちを込めて音楽を奏でる素晴らしい瞬間となりました
「さきらジュニアオーケストラ」は、2005年に栗東芸術文化会館さきらでスタートした「さきらジュニアオーケストラ・アカデミー」を基に、2010年に結成された団体です
秋山さんは音楽監督として、子どもたちに情熱的に指導し続け、これまでに200人以上の卒業生を育てました
コンサートでは、モーツァルトの名曲「アヴェ・ヴェルム・コルプス」で幕を開け、ベートーヴェンの「英雄」や、ブラームスの交響曲第1番など全7曲が披露されました
小学生から高校生までのメンバーが一体となって演奏し、会場には大きな拍手が響き渡りました
アカデミーの校長である中谷満さん(75)は「140人全員の心をこめて、音楽を秋山さんに届けたい」と語りました
このコンサートの他、ロビーでは「さきらジュニアオーケストラ・アカデミーと秋山氏の想い出」という企画展も開催されており、彼との思い出や直筆の楽譜が展示されています
展示は11日まで行われ、月曜日は休館となります
「さきらジュニアオーケストラ」は、栗東市に根付いた音楽教育の場です。秋山和慶さんは、オーケストラの音楽監督として、子どもたちに楽器の楽しさや音楽の魅力を伝えてきました。特に子どもたちの成長を励ます教育方針は多くの支持を集めており、彼が指導した卒業生たちが、今でも音楽の世界で活躍しているのです。その影響によって、多くの若者が「音楽を通じて自分を表現する喜び」を学び、滋賀の文化を豊かにしています。
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