こんにちは、滋賀県の歴史や文化に心惹かれる皆さん!今回は、特に彦根で生まれた「湖東焼」という焼き物にまつわる嬉しいニュースをお伝えします
なんと江戸時代のこの素晴らしい焼き物50点以上が彦根城博物館に寄贈され、その一部が展示されています
まず、「湖東焼」について少し説明しますね
湖東焼とは、藍色や朱色で美しい絵付けが施された陶磁器の一種で、江戸時代後期に彦根藩で栄えました
特に、藩が優れた職人を抱えていた時代に生産が盛んになったのですが、悲しいことに、藩の直弼さんが暗殺された後はあまり作られなくなり、短期間で衰退してしまいました
このため、「幻の焼き物」とも呼ばれているのです
今回、野洲市にいる収集家が「湖東焼」の作品を寄贈してくれたことで、私たちはもっとこの美しい焼き物に触れる機会を得ることができるのです
その中から、特に注目してほしいのが、直径13センチ高さ14センチほどの筒状の花生け
なんとその側面には水辺で水鳥が遊ぶ様子や、大きな竜の模様が繊細に藍色で描かれています
さらに、蓋の上に置くための小さな陶器「蓋置き」は、自然斎という当時の人気絵付師が手がけたもので、草花のデザインが華やかに描かれています
彦根城博物館では、寄贈された湖東焼と館が所蔵する作品を合わせて、来年の5月から7月にかけて特別展示を行う予定です
これは見逃せませんね!
さらに、この展示品の魅力を伝えたいという彦根城博物館の学芸員、奥田晶子さんは、「収集家から寄贈されたとても貴重な品々です
皆さんにも江戸時代にタイムスリップして、その技術や美しさを感じてほしい」とお話しされています
なお、湖東焼の展示は今月の20日までですので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください!
「湖東焼」は、江戸時代後期に彦根藩で生まれた陶磁器です。藍色や朱色の絵付けが特徴で、当時は職人の技術が光っていました。実は、この焼き物は製作期間が非常に短く、珍しい品物とされています。例えば、今展示されている花生けや蓋置きなど、今でもその美しさを楽しむことができます。滋賀の伝統文化を感じながら、この焼き物の魅力に浸ってみてください。
- 湖東焼とは、江戸時代後期に滋賀県彦根で生産された焼き物のことです。藍色や朱色で美しい絵付けが施され、主に彦根藩の職人によって作られました。生産が短期間だったため、現存する作品は非常に貴重です。
- 江戸時代とは、日本の歴史の中で、約260年間にわたり続いた時代を指します。この時代は平和が続き、商業が発展し、さまざまな文化や芸術が栄えました。
- 彦根藩とは、江戸時代に存在した藩で、現在の滋賀県彦根市を中心に支配していました。幕府に対しても強い影響力を持ち、文化や産業が発展しました。
前の記事: « 米原市で起きた衝撃の滋賀事件とは?
次の記事: 滋賀長浜市で発見された女性遺体の事件の詳細 »
新着記事